砂時計
砂時計の仕組み

砂時計とは、あらかじめ決まった砂の量が落ちきるまでの時間を経過時間として知ることができる装置です。
構造としては、2つの透明な容器があり、それが縦につながった形をしており、その接続部分は非常に細くなった形をしています。そして、その容器を支えるために外側を木枠で囲んで直立させるのが一般的です。
そのくびれの部分の形が蜂のお腹に似ていることから、蜂の腰と呼ばれることもあります。
この砂時計は本来の時間を知るという使い方をされるわけではなく、経過時間を知るというタイマー的な使われ方をしており、またその制度についても、特段優れているわけでもありません。
砂時計に使われる砂の種類

砂時計に使われる砂として適しているのは、小さくて丸みを帯びたもので、硅砂、砂鉄、シリカゲル、ジルコンサン、ガラスビーズなどがよく使われます。
硅砂
石英を主体とした珪化物からなる鉱石で、板ガラスやガラス製品の主材料となります。砂の粒子が小さいので、流れやすいです。
砂鉄
チタン磁鉄鉱やフェロチタン鉄鉱が岩石の風化によって分離したもので、粒子形状が揃っているために、砂時計に使われやすいです。
シリカゲル
広い表面積を持ち、吸着性が高いことから、乾燥剤・吸着剤として用いられます。粒子が丸みを帯びているために、スムーズに流れることができます。
ジルコンサンド
風雨や日射などに強く鉱物で、放射年代測定の対象鉱物として重要な役割をもっています。砂時計では、落下しやすいために使われることが多いです。
ガラスビーズ
形状や大きさや色は様々なものがあります。砂時計に適しているのかは疑問ですが、色の鮮やかさから、ビジュアル重視の砂時計として利用されています。
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