水時計
ここでは、水時計の仕組みや巨大な水時計がある場所を紹介しています。
水時計とは

水時計とは、多数の容器間を水が流入する量または流出する量を時間に置き換える時計です。時間を測る時計としては、日時計と並んで世界最古です。
その発祥地については多数の説がありますが、最有力なのがバビロニアや古代エジプトで、インドや中国でもかなり早い段階から使用されていたとも言われています。ちなみに日本においても中国から伝わった漏刻という水時計が7世紀よりも前に伝わっています。
そして、西暦671年の6月10日に天智天皇(中大兄皇子)が、日本で初めて水時計を作ったとして、日本書紀に記されています。後にその6月10日を時の記念日と定められています。
現在の水時計の立ち位置

水時計の精度については、産業革命以降に格段に進化したが、それでも現在の機械式時計やクォーツ式時計には遠く及びません。
それゆえに、時計の時間を知るという使われ方よりも、エンターテイメントととして楽しめるように色鮮やかな水を使ったり、デザインを奇抜なものにしたりしているのが現状です。下に一時話題になった大阪駅の水時計の動画を紹介します。
有名な水時計の紹介

- ドイツのベルリン
ベルリンのショッピングモールにある巨大なガラスでできた水時計。左側の丸い容器が時間を示しており、右側のらせん状の容器は、時間が経つにつれて液体の量が減っていきます。ここの水時計に使われている液体は、色鮮やかな緑色です。
- 福岡県北九州市
福岡県北九州市のグリーンパークにある水時計で、高さ6mで重さ260Kgもあり、日本でも最大級です。左側の丸い容器の横には1〜11のメモリ、右側には10〜60のメモリが記されており、それぞれが時間と分を示しています。ここで使われている液体は、綺麗なブルーです。
- 愛知県名古屋市
愛知県名古屋の市営地下鉄名城線矢場町駅レストスペースにある水時計です。同じく左側の丸い容器は時間、右側のらせん状のチューブ管は分を表しています。ただ、この水時計はサイフォンの原理を利用しているんで、構造がかなり複雑になっています。(サイフォン-Wikipediaより)
- 神奈川県横浜市
神奈川県横浜市の横浜銀行にある水時計です。水時計の上に時計があり、少し違和感のあるデザインです。しかし、水時計の周りを2本の巨大な木の柱で囲った高級感あふれる作りでもあります。ここで使われている液体は、綺麗なブルーです。
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